修士論文
論文題目
後方適応予測による音声ロスレス符号化の研究(修正版)
論文要旨
本論文では音声ロスレス符号化の研究について論ずる。音声符号化には様々な方式が存在するが、今回はADPCM方式の予測符号化を用いた。ロスレス符号化を実行できるようにするために従来の符号化回路を改良した。予測係数の更新方法にはLevinson-Durbinアルゴリズム及び後方適応予測を用いた。コード表はラプラス分布に対応させた。そのような改良を経て実験を行ったところ、符号化と復号化ともに実行することができた。また、従来の音声ロスレス符号化ツールに比べて圧縮率を改善することができた。
キーワード
音声ロスレス符号化, ADPCM, Levinson-Durbinアルゴリズム, 後方適応予測, ラプラス分布